
契約書以外の営業用文書(提案書等)は持っていない?
2002年の士業広告解禁当初からの数年間は、まだ《広告解禁と言われても、どうすればよいのか》という空気が流れていたように思います。また『契約書以外の営業用文書(提案書等)はない』という先生方も少なくありませんでした。
『営業用文書を持っている』と言われる先生方でも、たとえば『社労士事務所に任せれば社内で行うよりも安上がり』という価格訴求に留まるものが多く見受けられたのです。

当たり前になり始めた《営業》的な感覚
広告解禁当時、営業用文書を持つ必要が薄かったのは、社会保険労務士業務が確立されており、《紹介》によって新規先を増やすことが容易だったからかも知れません。
ところがその後、中堅中小企業内でも急速に《社内トラブル》が増加かつ深刻化して行きます。そのため、たとえば《解雇》に関わる就業規則の見直し等が、組織マネジメントの重要課題に踊り出るのです。
そうした流れの中で、社会保険労務士先生方には《就業規則見直し提案》が急務になるとともに、1990年代から増え始めていた《給与計算代行サービス》の顧客層を広げるための《提案》が重要視されるようになったのは、ご承知の通りです。

徐々に広がり始めた《提案習慣》
そうした《提案習慣》の広がりによって、就業規則以外の社内規程(ルール経営)の提案や給与制度自体の見直し等から、業績評価制度や昇給昇格制度等の人事制度分野へ、先生方の《提案活動》は、急速に広がりを見せ始めました。
ところが、その後の働き方改革の施行や新型コロナ関連助成金、更にはハラスメント対策や社会保険の適用拡大等で、社労士先生方の業務は多忙を極めるようになり、改めて《提案》しなくても仕事が入るという状況へ、事態は一時逆流したかのように見えた時期もありました。

2020年前後の期間に吹き荒れた《嵐》
いずれにしましても、嵐のような2020年前後の期間を過ぎると、中堅中小企業経営は《人員不足》《上意下達型経営の行き詰まり》《高齢者の雇用継続義務》等、本来的あるいは長期的な課題に、再び直面するようになります。
その一方で、中堅中小企業経営者の多くが、今まで人事労務課題を経営の中核視して来なかったが故に、《規程や制度(ルール)を通じて組織をマネージする》以外に、今後の事業体運営は《あり得ない》という経営意識転換の必要性を実感できず、立ち往生してしまう傾向が強くなったとも言えそうなのです。

今後求められる経営者への《教育》と《提案》
伝統的な上意下達経営が通じなくなった中で立ち往生する経営者に、《ルール経営》の道を説きながら、その実践を的確に支援できるのは、社会保険労務士事務所を置いて他にないでしょう。
その意味で、社会保険労務士事務所ビジネスは、再び《提案習慣》を、更に強化しながら持つ必要性が強くなったと言えそうなのです。
ただし、以前と異なるのは《問題発見や対応策に関わる単なる提案》のみならず、《人事労務課題に関する経営者の意識を更に深めながら行う内容》が求められ始めたということだと思います。
その意味では、セミナーと提案の間の距離は、かなり縮まって来たのかも知れません。

経営者や役員(経営陣)への《教育型提案》
こうした提案活動の中で、中堅中小企業の経営陣が、『ルール経営こそ、最も社内に緊張感と厳しさを合理的にもたらす方法だ』と気付くなら、今日の《立ち往生してしまうような経営上の悩み》は大幅に解消され始めるとともに、社会保険労務士先生方の《経営支援ビジネス分野》は、有効かつ連続的に広がり始めるはずです。
それはたとえば、社内規程や人事制度を提案するに留まらず、その規程や制度の《運用支援》までをも顧問契約ビジネス(コンサルティング)にできるようになるからです。

今後の《経営陣教育》の基礎を形成する《提案の心臓部》
以上のような《展開》のベースとして、あるいは先駆けとして、以下のような《経営者の動機付けのための話の心臓部の作り方》という講座を作成しています。これは、2024年に創立20周年を迎えた株式会社さいぶ編集総研の《記念企画》です。
その趣旨は、7つの人事労務テーマを取り上げ、経営陣の《心を動かす》ポイントを例示するとともに、そうしたポイントの作り方を公開することにあります。
更には、直接的に《社内規程の重要性》をアピールする提案&セミナーツールも、ご用意しています。
まずは《意識の高い経営者の背中を押す》ところから、お試しいただくためです。
ご参考講座

経営者の動機付けのための話の心臓部の作り方
7つの人事労務テーマをとりあげ、経営者に提案したり、セミナー形式で指導したりする際、経営者の心を動かす【話の心臓部】がどこにあるのかを解説しました。【話の心臓部の発見を促進する様式】付きです。
ご参考ツール&講座

《社内規程》提案&セミナーキット
最近、中堅中小企業の組織経営が難しくなった要因を解きながら、緊張感のあるビジネス姿勢を取り戻すために《ルール経営》が不可欠になったとして、内規の重要性に目を向けさせるセミナーや個別提案用ツールセットです。約80分の先生方向け動画解説講座も添付。

提案ストーリーを自作されたい方向け講座
提案書は《ひな型》があれば作りやすいと言われます。そのため、私どもがご提供する《提案書》と《詳細な解説講座》をご入手の上でカスタマイズされることをお勧めしています。
同時に、『独自の提案書を作りたいし、必要に応じて効率的にストーリーを自作したい』というご要望にお応えする形で、以下のような講座もご用意しています。
提案ストーリー自作のための講座

社労士ビジネスのチャンスを広げる 提案ストーリー《高速》自作法
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