
そもそもの始まり
全ての始まりは1990年に《中堅中小企業向けビジネス&マネジメント・レポート企画》を事業として開発したことから始まります。当初は《金融機関のマーケティング支援》でした。
その後、1996年から《生命保険の提案型営業支援》を加え、更に2002年の士業広告解禁を受け、《社会保険労務士事務所と会計事務所のマーケティング支援》に取り組み始めます。
その基本形は、大規模ビジネスと中堅中小企業両方の経営コンサルティング経験を生かす形で、《経営助言を事例レポートを通じて行う》というスタイルでした。

社会保険労務士事務所へのご支援開始
2000年に株式会社エフ・ビー・サイブ研究所を創立した後、2002年4月から本格的に《社会保険労務士事務所が自事務所名で発信可能な経営事例レポート(HMレポート)を提供》する月例情報サービスを開始しました。
更に2004年には株式会社さいぶ編集総研を設立して、《先生のお名前で行うセミナーや各種提案のためのツールの企画制作とその解説講座》をお届けするツールと講座のご提供サービスを加えました。

気付きリードマーケティングの会
以上の成果は2008年に、マーケティングと提案ツールとセミナー企画の3本柱を基礎にした現在の形の《気付きリードマーケティングの会》という会員制度サービスに結実しています。
《日々の事業活動》に没頭すべき中堅中小企業では、どうしても《経営上の諸課題》や《法的対応》を見落としがちです。それは経営者の意識が低いからと言うより、組織マネジメントや法対応が事業に与える多大で具体的な影響に気付いていないし、気付いていても効果的に動けないからに他ならないでしょう。
そのため経営者には、まず《2つの気付き》すなわち《自社問題への気付き》と《克服可能性への気付き》が不可欠になります。そして、経営者の《気付き》をリードすることが社会保険労務士事務所のマーケティングの骨格になるべきだと捉えられるのです。

コンサルティングへの誤解対応から…
《気付きリードマーケティングの会》設立当初は、先生方の《コンサルティング支援》にも力を入れていました。ただ、社会全般の傾向として、経営コンサルティングへの深い誤解があることに気付きます。その誤解とは『コンサルティング=問題解決活動』というものに他なりません。
一口に言うなら、ビジネスでも人生でも《完全に解決できる問題》等あり得ないでしょう。大事なのは問題を解決することではなく、問題と上手に付き合うこと(問題性の克服)だと思います。そんな形の経営支援には、社会保険労務士先生がしばしば口にされる『企業経営者に寄り添う』という概念がピッタリするように思えて来ます。
そのため、最近では《コンサルティング》という用語自体をあまり表に出さないことにいたしました。

これからのマネジメント支援の方向性
ただし、今後益々重要になる《社会保険労務士事務所の経営支援(コンサルティング)分野》があります。それは《運用支援》という言葉で表されるものです。
たとえば、社内規程や人事制度を導入しても、その規程や制度を《適正で効果的に運用》しなければ、企業に成果は生まれません。そのため『規則や制度は運用しなければ意味がないですよ。私がその運用の支援をしましょう』という呼びかけが、社会保険労務士事務所ビジネスになるなら、問題の形式的な解決ではなく、経営の深い部分に寄り添うタイプの経営コンサルティング(本来的な経営支援)が始まるはずなのです。

経営支援のベースは何なのか?
必要な規則や制度を経営者と一緒に考え、その運用までサポートすることが、先生方の《経営支援》だとしても、それは、何をどうすることなのでしょうか。
一口で捉えるなら、先生方が既に持っておられる見識やノウハウを《経営者が実行できる形に編集し直す》ことであり、《その形に経営者が適正な対価を支払える形を作る》というのビジネス活動に他なりません。
経営者の支払いを重視するのは、経営者に本気を求めるためですし、先生方が活動を継続しやすくするためです。詳しくは、以下の講座に取りまとめています。
ご参考講座

【講座名】社労士事務所の普通のサービスを有料化する3大ポイント
継続的に《企業の組織マネジメントを支援》するためには、士業と企業の双方が納得できる《形》を組み立てることが不可欠になります。
ただ、必要なのはそれだけで、特別に《新たな学習》が求められるわけではないとも言えるのです。詳しくは、本講座をご参照ください。
今後の展開は?
事業環境のみならず社内環境(人員問題)に苦しまざるを得ない中堅中小企業では、今後益々組織マネジメント(人事労務課題)の支援者なしには、事業継続のための業績力を確保できなくなりそうです。先生方の存在は、益々重要になるのです。
ただしその際には、人事労務課題への《取り組み》に際して《経営者自身が何をすべきかが適切に動機付けられている》ことが必須です。ただ国の援助にすがるのと同じような姿勢で頼られても、先生方はお困りになるでしょう。

まずは《キラー・フレーズ》を持つことから…
事業に没頭するあまり、組織マネジメントに正面から取り組む経験を、なかなか持てなかった経営者を《適切に動機付ける》には、動機付けのキラー・フレーズ(契約を悩む顧客の背中を押す概念)が必要になります。
そこで、株式会社さいぶ編集総研の創立20周年(2024年7月)を記念して、以下のような講座を作成いたしました。これまでの蓄積を踏まえて、《今後の活動ベース》を作るためです。今後は、この《話の心臓部》を1つの起点として、提案、セミナー、経営支援(運用支援)に加え、先生方の更なる情報発信(マーケティング)のお手伝いを進めて参りたいと考えています。
ご参考講座

【講座名】動機付けのための話の心臓部の作り方
7つの人事労務テーマをとりあげ、経営者に提案したり、セミナー形式で指導したりする際、経営者の心を動かす【話の心臓部】がどこにあるのかを解説しています。【話の心臓部の発見を促進する様式】付きです。

多様なご要望を承ります!
更には、《ホームページの制作及び運営》や《メルマガ作成代行》、《ご要望に応じた経営者向けセミナーや社内研修の作成》や《情報発信業務の可能な限りの自動化》、あるいは提案書やDMや業務内容説明のための《ツール作成》等のご依頼に関しても、広く取り組んでまいりたいと考えています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。